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《ハイパー・テクスチャ・リンク》とは、視覚的官能の質感=ハイパー・テクスチャを探求する極私的な感覚回路を、観客の感覚へと接続する実践である。
たとえば、グラスを「舐めるように見る」とき、視線はグラスという意味や機能の枠を離れ、輪郭にある光の反射や表面の歪みのなかへと没入していく。このとき、グラスはもはや「グラス」ではなく、微細な肌理の宇宙〈ハイパー・テクスチャ〉となる。
このような私的で感覚的な体験を他者と共有するために、プレイヤーはカメラを頭部に装着し、その映像が映るヘッドマウントディスプレイを被る。この状態で物質の内側に入り込み、ハイパー・テクスチャを探求する。同時に、その映像はプロジェクターに投影され、観客はプレイヤーの一人称視点をそのままに見ることができる。観客はこの一人称の視覚を通して、プレイヤーの感覚回路の内側へと〈リンク〉する。
こうしてプレイヤーの身体は、感覚を共有するための接続点《ハイパー・テクスチャ・リンク》として機能し始める。
花形槙+吉田萌《ハイパー・テクスチャ・リンク》
2025.09.07 SCOOLエクスペリメンタル・ラボ VOL.1 企画:桜井圭介
2026.01.04 SCOOLエクスペリメンタル・ラボ #1.5 企画:桜井圭介









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