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「かつてあった・もうないもの」の話をしながら土をこねてもらう。自らの語りを、次は他者が語りなおしながら土をこねる、その交換を繰り返す。土をこねながらかたちをまさぐる手と、語りながら記憶をまさぐる手つきの相関を探りながら、身体の外側へと抜け出てきた無数の〈語り〉や〈オブジェクトたち〉と今ここで出会いなおす場を開いてみる。

吉田萌『ヴァカンス』上演に向けたリサーチ・プロジェクト内「ないものの話をしながら土をこねる」ふりかえり会 前編

吉田萌『ヴァカンス』上演に向けたリサーチ・プロジェクト内「ないものの話をしながら土をこねる」ふりかえり会 後編




 

WS『ないものの話をしながら土をこねる』

2024年4月28日・29日(月)
 |①ないものの話をしながら土をこねる

4月30日(火)  13:00-19:00
 |②焼成する

5月2日(木)    18:30-21:00
 |③外側のものとして扱う(稽古)

城崎国際アートセンター、竹野子ども体験村

 
レクチャー:吉田萌
アドバイザー(焼成):高橋温大
 




 
①ないものの話をしながら土をこねる

1. 3人組になる。
2. 一人は「かつてあった・もうないものの話」について話しながら、手元の土をこねる。
3. もう一人は、2で話された内容を整理したり、覚えたりする。
4. 今度は話し手と聞き手の役割を交換して、先ほどの話を自分の話として話しながら手元の土をこねる。
5. 残る一人は2~4の間、鑑賞者として少し離れた距離から観察する。 

以上を1セットとして、3人組の中で一通り交換する。 


②焼成する

ワークショップで出来上がったオブジェクトを野焼きによって焼成する。


 ③外側のものとして扱う(稽古)

他者によって語りなおされた自らのエピソードが文字起こしされ、テキストとして配られる。それを1時間の間で覚えられるだけ覚え、発話してみる。テキスト化されたり焼成された、自らの語りだったかもしれない残留物と向き合い、それを上演というさらに外側のものへ置き換えてみる。
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【shellbody/吉田萌】『壁あるいは石、平たいメディウム』④.jpg
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© Moe Yoshida
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