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近年のメディア環境において身体は分断され、失調されている。その身体を、情報や感覚を媒介する〈メディウム〉として捉え直す試み。舞台上ではダンサーが動き、手元のデバイスにはセラピストや美術モデルらへのインタビュー記録やマッサージの映像が流れる。舞台上とデバイスの間を行き来し、イヤホンからの音声と環境音が交錯する中で、観客は視覚・聴覚・触覚等を分解し再形成していく。目の前で動くダンサーの身体もまた物理的な存在を超え、観客それぞれが独自に意味付ける「幽霊のようなアバター」として現れ出る。

​2020年に行った上演を、元映画館で再演する。

2020 archive
2020 short video(3min)



『壁あるいは石、平たいメディウム(2024)』

2024.02.08-12 11:00/17:00 60分
元映画館
 
作・演出       吉田萌
出演         宮城茉帆
音声出演       石田ミヲ 辻村優子 徳竹玲音

​デバイス映像       吉田萌
記録写真・テクニカル   笠原颯太
記録映像         河野恭平
宣伝美術・オブジェクト  高橋温大
制作           増田祥基
当日運営         神田愛子 百音 我妻直弥
協力           三枚組絵シリーズ FLOS
​主催           シェルボディ
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© Moe Yoshida
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